遠藤大哉(スポーツ科学博士) プロフィール

遠藤大哉(えんどう・ひろや) 
バディ冒険団 理事長

 <<ヒラリー卿に師事>>

1968年、東京都狛江市生まれ、早稲田大学人間科学部スポーツ科学科助手を経て、現在、東京工科大学特任准教授。また日本体育大学、神奈川大学人間科学部、東海大学海洋学部講師。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科スポーツ科学博士。都立狛江高校、日本体育大学、同大学大学院修了。ニュージーランドに単身留学。エベレスト初登頂者エドモンド・ヒラリー卿が主宰する野外学校The sir Edmund Hillary Outdoor Pursuits Centre of New Zealandで1年間ボランティアスタッフとして勤務。帰国後、3年間日本体育大学大学院助手を経て、99年より早稲田大学助手に。大学助手の傍、2001123日、冒険やスポーツを応援するボランティア団体、NPO法人バディ冒険団を設立、理事長に就任。

 

<<ライフセービング全日本優勝者>>

88年より新島でライフガードを始め、89年から今日まで湘南片瀬西浜でライフセービング活動に携わる。91年全日本ライフセービング選手権パドリングボード、レスキューボードレースで優勝。92年全豪選手権日本代表メンバー。“レスキューのスペシャリトだから、競技のNo.1”がモットー。

 

<<レスキューの指導者>>

現在、日本ライフセービング協会のインストラクターを務めながら、青少年の育成に全精力を注いでいる。96年より日本体育大学学友会ライフセービング部ボランティアコーチ、99年より東京都北区臨海学園ジュニアライフセービングプログラム・ディレクター。オーストラリアサーフライフセービング協会認定コーチ資格レベル2を取得し、2005年より2008年まで日本代表監督、2015年に日本体育大学学友会ライフセービング部監督に就任。2018年より湘南学園中学校ライフセービング部外部コーチ。

 

<<冒険人>>

96年、98年ボルヴィックトロフィー大会(夫婦ペアチーム)3位。2000年レイド・ゴロワーズ大会チームイーストウィンドにアシスタントとして参加。97年マッキンリーに挑戦(悪天のため5700mまで)。2002年ニュージーランド、コースト・トウ・コースト完走。ニュージーランドでカヤック、ロック・山岳と一通りのアドベンチャーを経験し、日本では湘南をベースにシーカヤックやサーフィン、MTB、テレマークスキーを教えながら楽しんでいる。日本の地形特性を生かした新しいアドベンチャーを常に追い求めている。また青少年のための冒険スクールを主宰。

 

<<スポーツ社会学の研究>>

スポーツが社会に対して何ができるのか、地域スポーツ、スポーツ政策などスポーツ社会学の側面から研究。もともと競争の遊びから出発したスポーツのその愉快さを、健康づくりのスポーツ同様、多くの人たちに広げていきたいと考え、調査研究を行う。2001年第53回日本体育学会で「運動行動変容から見た所沢市民

の運動・スポーツ行動の特徴」を発表他。

また、各種のイベントなどで、市民スポーツの実態研究を調査、学会その他で発表。

 

<<野外教育・ライフセービングの研究>>

冒険の愉快さやレスキュー概念を広くたくさんの人に伝えていくためにプログラム研究などを行う。97年「ニュージーランドの野外教育に関する考察」(日本体育大学紀要)、98年「日本におけるジュニアライフセービング教育プログラムに関する一考察」(日本体育大学紀要)、2015年「バディキッズ・アドベンチャー・チャレンジ・プログラムの開発と実践」(スポーツ産業学研究)、2016年「バディキッズ・アドベンチャー・チャレンジ・プログラムにおける自己成長」(スポーツ科学研究)、「保護者の視点からみた長期継続型野外教育プログラムの自己成長プロセス」(野外教育研究)、2017年「Outdoor Educators’ Influence on the Self-Growth Process of Participants: A Case Study of Educators at the Buddy Kids Adventure Challenge Program」(Advances in Physical Education)他。

 

<<著書>>

森川貞夫編著「今日から始まるスポーツ社会学」共栄出版(2001)の中の「スポーツと環境」、「エコ時代のスポーツ」を担当。日本体育大学水泳研究室編「遠泳を基軸とした海浜プログラム」(2015)の中の を担当。